昨日、TVチャンネルを変えるときにNHKのドラマで寺子屋風の室内、若い武士が子どもの習字について指導をしているところがあった。寺子屋、関西での呼び方で、関東では筆習所。
子どもが書き損じると新しい白紙に替えて続ける。
ありえない話である。
江戸時代、紙は貴重品だった。寺子屋では練習に同じ紙を何度も使い、真っ黒になると水に漬け、乾かして再度使ったと聞く。
私も小学生時代、習字塾に半年くらい通ったが1枚の手習いに5-6分は掛かったし何枚も書けなかった。書き損じを捨てた記憶はない。正月、書き初めには新聞紙での練習が当たり前だった。
母は香港に居たとき習字を習っていた。先生は当時、香港での三筆と言われた方だったそうだ。
その先生の手直しを見たことがあり、その字の美しさに感動した。返還前の良き?時代のことである。
書は顔真卿が好きだ。
NHK、ほらふき協会とは良く言ったもので、史実を曲げてはいけない。
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